2003年4月25日(金)大阪厚生年金会館大ホール


私としては初の遠征ライブとなった。


  イントロが始まると皆が一斉に立ち上がった。夏らしいテーマの…オープニングは『瞳そらさないで』。幕が上がるとキーボードを弾いている山根さん、ギターをカッコよく弾く田川さん、そしてステージに設置された階段の上のステージに池森さんがマイクを構えて歌う姿が見えた。皆の歓声が響く。今日のサポートメンバーは前回と同様のベース宮野さん、ドラムスのHIDEさん、コーラス隊のko−sakuさん、入日さんだった。メンバーの服装は池森さんはベージュのスーツ・山根さんは薄ピンクのスーツ・田川さんはブルーのスーツ。池森さんが歌いながら階段を降り、スタンドマイクの前に立った。間奏の部分では田川さんのギターソロが始まる。続いて『ひとりじゃない』が始まった。
 歌が終わると池森さんが「ようこそDEEN LIVE JOY〜Break7 10th Carnivalへ。盛り上げていきましょう」皆の歓声が響き『magic』が始まった。次に『君の心に帰りたい』。ここからは少しバラードっぽくなったので今までの拍手が静かに聞き入っている様子だった。終わるとトークが始まる。池森さんが「DEENは3月10日をもちまして満10歳になりました。みなさんとDEENオールスタッフのおかげです。みなさん拍手を送りましょう」拍手が会場内に響いた。「10年間いろんなことがありました。この曲があったから僕たちはここにいることができました。聴いて下さい『このまま君だけを奪い去りたい』」池森さんが言うと、ギターの始まりでDEENにとってもファンにとっても重要なデビュー曲『このまま君だけを奪い去りたい』が始まった。曲が終わるとメンバーはステージから消えていくのを見て皆がメンバーの名前を叫ぶ。大阪公演は山根さんファンが多いような気がした。「公ちゃーん」と呼ぶ声が多かったから。


  照明が付くと左がアコースティックギターを抱えてる山根さん、中央がテーブルの横の池森さん、右がアコースティックギターを抱えてる田川さんが座っていた。アコースティックコーナーの始まりだった。皆が拍手をする。池森さん「え〜、ライブでは恒例のアコースティックコーナーの時間がやってきました。先ほどDEENは10年を迎えたという話でこのアコースティックコーナーもBreak2から始まり好評をいただいて続けております。10年というのは早く僕たちも10年経ったのだなって思います。僕たちだけ10年年をとったのではないですよ、みなさんもですから(笑)」会場内が笑う。「僕たち『The DAY』というアルバムをリリースしました、その中から聞いてください」池森さんは言うとシェイカーを持ち山根さん、田川さんがギターを弾き(都会の渋滞…)と池森さんが歌い出す。『love me』の演奏だった。
 終わると、池森さんが「ここでメンバー紹介をさせてもらいます。DEENギターの田川伸治!!」皆が叫ぶ。「大阪のみなさんこんばんは〜田川伸治です。あっ、いらしゃいませ。いらっしゃいませ。どうぞお席にお座りください(笑)」遅れて来たファンに田川さんが声を掛ける。「店じゃないのだから(笑)」池森さんが笑いながら言う。池森さん「DEENが10年経って何かありますか?」「そうですね、大阪にはよく来てますね?ライブとかイベントとかで…」大阪が好きな話をする。「大阪城の中にエレベーターがあって…」田川さん。「エレベーター???」池森さんが疑問系で聞く。「あれ?無かった?あるよね?金の鯱もあるし」「鯱???」池森さん。「金の魚って鯱よね?」と田川さんは会場に聞く。会場の1階席の地元の人と思われる人がうなずく。「ほら地元の人が言うから。大阪城って豪華で近代的な城だし、あとHEP FIVEの観覧車。あれにいつも乗ってみようとするのですが乗れなくて1人で」田川さんが思わぬ発言。会場がざわめく。「観覧車乗ってみたいの?」と池森さん。「うん。前も乗ろうとして見ていたらファンの人が【田川さんですか?】って聞かれて」「ファンの人と一緒に乗らなかったの?」池森さん。会場内は大爆笑。「乗ってないですよ(笑)とまあ、大阪は好きでこれからもよろしくお願いします」と田川さん。「おお!!」池森さんと山根さん。会場内は拍手。
 「続いて…DEENリーダーでキーボードの山根公路!!」と池森さんが言う。会場内が「公ちゃーん」と叫ぶ中「池森さーん」と言う声が一部した。「何故そこで【池森さーん】って呼ぶのだよ(笑)僕のコーナーなのに(笑)」と山根さんが笑いながら言う。会場内大爆笑。メンバーも笑っている。「タイミングがよかったのだよね」池森さん。「そうタイミングが良かったのだよ。大阪のみなさん元気ですか?1階席は良く見えますけど2・3階席のみなさん元気ですかー?」山根さんがそう言うと会場内が明るくなり、皆が手を振る。中には大きな声で「はーい。はーい」と言う男性の声がした。「DEEN10年迎えて何かない?10年の思い出とか…」池森さん。「そうですね…大阪は何回来てるのだったかな?」「はあ?」と池森さん。山根さんは何回大阪に来たのか忘れている様子だった。「それで何かない?この土地だけは馴染めないないってのもいいですよ」池森さん。「その土地を言ったら僕が【ピー】って言いますから(笑)」田川さん。「あの…札幌…」山根さんが言うと、「ピー!!」田川さんが言い、会場内大爆笑。北海道出身の池森さんの少し苦笑い。今回の山根さんのトークは短かったような気がした。
 「それでは今回からこのアコースティックコーナーの人数が増えました。Break2からサポートしてくれているベースの宮野和也!!【みーやん】って呼んで下さい」池森さん。宮野さんの前が明るくなった。会場内拍手。「それではみなさんにいくつかの質問をさせていただきたいと思います。該当者は遠慮せずに手を挙げてください」と池森さんが言う。恒例の何処から来たのか?を質問する。背後には入日さんがビデオカメラを持ち、メンバーを映していた。「みなさんよく来てくれました。それでは続いて…みーやんいい?」池森さんが宮野さんに聞く。「いや…少し」宮野さん。「少しって(笑)」と池森さん。会場内大爆笑。「僕たち『I wish』というアルバムをリリースした中でドラマの主題歌になったのがあります。三浦友和さん主演の…『素顔で笑っていたい』Break7バージョンで聴いてください」と池森さんが言うと、『素顔で笑っていたい』が始まった。新しいバージョンなので新鮮さがあった。「ここからはみなさんで一緒に歌ってもらいたいと思います。僕たちと息が合わなければ成功できません。前回は練習をしましたが今回は本番で行きたいと思います。知らない人も隣の人の声を聞いて歌ってください」池森さんが拍手をして会場も拍手をすると『Take your hands』が始まった。皆で歌うのは(Take your hands みんなで…)のサビの部分だった。池森さんがマイクを皆に向けて両手で会場内に叫ぶ。良くなったら満足そうな顔してうなずく。「ワン。ツー・スリー」山根さんが言うと(私からあなたへ この歌を…)と山根さんが『切手のない贈り物』を歌い出した。(私の好きなあなたへ…はい)と次に初めて耳にする田川さんの歌声が(年老いたあなたへ この歌を…)とギターを弾きながら歌い出す。(お礼代わりにこの歌を…。はい)次に池森さんが(夢のないあなたへ…)と歌い出し最後に皆で(ラララ…)を歌った。また元に戻って『Take your hands』で池森さんが(Take your hands みんなで…ラララ…)と歌い出し皆で又(ラララ…)と歌った。歌い終わるとステージが真っ暗になりメンバーの姿が消えた。


  何かのイントロが流れ…ステージには夜空をイメージしたバックに池森さんの姿が見えた。新曲の『翼を風に乗せて〜fly away〜』の始まりだった。
  終わるとまた照明が消され、田川さんとドラムスとベースだけの姿が見え、田川さんのソロが始まった。終わると今度は茶色のシャツにギターを抱えた山根さんが出てきて、日差しこぼれる街路樹に…)とこれはファーストアルバムに収録されている『恋が突然よみがえる』だった。いつもは池森さんが歌っているが、山根さんバージョンとなった。曲が終わると「thank you!!」と言い一端ステージから消える山根さんを呼ぶ声が会場内で響く。

  イントロが始まり田川さん、山根さんがすぐにステージに出てくる。ステージの上から柄シャツを着た池森さんが出てきた。『Sha・la・la・la〜I wish〜』が始まるが、池森さんは歌詞を忘れてしまうハプニングがあった。サビの部分は池森さん、コーラス隊が両手をフリ皆も真似をする。終わると一気にメドレーが始まった。最初はフラメンコの踊りの『Burning my soul』皆も池森さんの手の真似をする。『Memories』ラップの部分を言う池森さんの姿。夏らしい『SUNSHIN ON SUMMER TIME』のサビが流れた。『LOVE FOREVER』もサビの部分が演奏された。続いてロックな曲調の『君さえいれば』が始まる。力一杯に(君さえいれば どんな勝負も…)と歌う池森さん。『手ごたえのない愛』で田川さんはいろんな場所に移動しながらギターを弾く。『Soul inspiration』が始まる。盛り上がりの曲が続く中盛り上がっている様子だ。メドレーが終わると『We can change the world』が始まり前回と同様サビは両手を上げる。それは池森さんとコーラス隊がしている。
 終わると池森さんのトークが始まった。「最後の曲です聴いてください、『夢であるように』」『夢であるように』が始まる。終わるとコーラス隊がステージから消え、ドラムスとベースに続き山根さん、田川さん、池森さんが皆に手を振りながらステージから消え、ステージが真っ暗になった。「アンコール!!アンコール!!」やメンバーの名前を呼ぶ声が会場内に響く。


  ステージ明かりが付き、ドラムス・ベース・コーラス隊・田川さん山根さん笑顔で手を振りながらステージにやってくる。演奏が始まると上のから池森さんが登場する。『眠ったままの情熱』だった。終わると池森さんが「後半部分を盛り上げていきましょう!!」皆の歓声が響く。春らしい『桜の下で逢いましょう』が始まりサビは両手を振っている姿を見て皆も両手をふる。池森さんが「以前、DEENという存在がやっと見えたという話をしたことがありますが、やっと追いつきました。聴いてください」池森さんが言うと『翼を広げて』が始まる。両手をゆっくりと振るコーラス隊を見て真似をする。まさに一体化したような気がした。最後では池森さんが、くるくる回転し、両手を静かに下におろす姿が見えた。「どうもありがとう!!」池森さん。皆の歓声が響く。
 BGMに『翼を風に乗せて〜fly away〜』が流れ、「ここでメンバー紹介をしたいと思います」とサポートメンバー紹介。池森さんが紹介をする。「そしてDEENギター田川伸治!」といつものピックサービスをする田川さん。「ありがとう!!」と皆に言う。(伸ちゃーん!)と呼ぶ。「DEENキーボードでリーダー山根公路!」(公ちゃーん)と叫び「せーの、山根っち。山根っち。山根っち」と山根さんが山根っちコールをし、会場内もやる。「早速7月に新曲をリリースします。タイトルは『太陽と花びら』です。みなさん楽しみにしてください。今日はどうもありがとう!DEENボーカル池森秀一でした!」メンバーは両手をつなぎ皆に一例をする。会場内はメンバーを呼ぶ声と拍手で一杯だった。サポートメンバーが消える中、DEENは上にあがりもう一度皆に手を振ると一例した。カーテンが降り、会場内が明るくなった。カーテンにはDEENからのメッセージが残されていた。

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