2007年1月6日(土)愛知厚生年金会館


  ラテンっぽい曲がかかる。暗い会場内にダイヤモンドのロゴスポットライトが当たる。英語の歌詞から始まり「ダイヤモンド〜!!」と同時にドラムの音が鳴り「ラ〜ラ〜ラ〜ラ〜」とステージから聞こえると薄い幕が落ち、ステージに黒のスーツに柄シャツで髪を短く切った池森さんがスタンドマイク前に立ち歌う。右側には黒のベストに赤のタンクトップにラインの入ったパンツ姿の田川さん、左側には茶色のスーツに胸ポケットに赤のハンカチが少し見える山根さん。バックにはサポートメンバーのドラムのHIDEさん、ベースの宮野さんが居る。みんなで「Let us do it again!」と歌い、会場も手拍子と歓声が響く。‘06年千葉ロッテマリーンズ公式イメージソングとなった『ダイヤモンド』から今日のライブのオープニングが始った。ステージは中央に大きなファンがあり、ダイヤモント゛のロゴが特徴だった。次に、『Memorise』、『瞳そらさないで』で披露される。 池森さんは「DEEN LIVE JOY Break11〜Diamonds〜へようこそ!!」と会場内に言うと会場内は拍手と歓声が上がる。「では、DEENがデビューしたこの曲を聴いてください」と池森さんが言うと、田川さんの合図で『このまま君だけを奪い去りたい』が始まる。「静かに佇む街並み〜」と池森さんは気持ちを込めて歌う。拍手が終わると、バイオリンの音色が響き、『翼を広げて』キセキバージョンが披露。2曲続けてバラード曲なので、会場内はじっくり聞いている様子だった。
曲が終わると池森さんは、「ありがとう。今回のライブツアーは去年の10月11日リリースし、約2年ぶりとなるオリジナルアルバム「Diamonds」引き下げてですが、名古屋のみなさんは聴いて頂けたでしょうか?」と少し照れながら池森さんは会場に聞くと、会場内は拍手喝采。メンバーの表情も満足している様子だった。池森さんは「このアルバム[Diamonds]はロックな感じになっていますが、いつもの歌詞が《僕》から「俺」、《俺、池森秀一》になっているわけではなくて、DEEN’sロックな感じに仕上がっています」と池森さんは笑って言うと、メンバーも笑い会場も笑う。「まだ[Diamonds」を聴いていない方は、今日のライブが終わってぜひ買ってもらえるようにスタッフに準備してもらっています。それではアルバム[Diamonds]に最初に収録されているこの曲を聴いてください]と池森さんが言い、拍手が起こると、田川さんの伸びやかなギター音から始まった『虹の彼方へ』スポットライトが七色になっていて、この曲も未来へと背中押ししてくれるような歌詞なので、印象的だった。曲が終わるとメンバーは会場に一礼をし、ステージが暗くなった。

ステージの右側に椅子が一つ置かれ、スポットライトに当てられアコースティックギターを持った田川さんがギターを奏でる。田川さんのソロコーナーが始まり、いつものロックではなくじっくり聴く感じの曲になっていた。田川さんの演奏が終わると、椅子の横に立ち会場内に一礼をし、一旦ステージを去った。


ステージが明るくなると、田川さんのアコースティックギターソロが始まり、目が釘付けになるほどの田川さんのギタープレイが披露「君が開けた〜」と中央の椅子に座る池森さんが歌う。アコースティックコーナー最初の曲は『扉』が始まった。左にはアコースティックギターを持つ山根さん、宮野さんはベース、HIDEさんはカホンを持っていた。曲が終わると、池森さんは「どうもありがとう。アルバムの合宿でつくった『扉』でした。それではメンバー紹介をします。DEENギター巨匠!!田川伸治!!」と田川さんの方を向いて言う。「はい!田川伸治です、名古屋のみなさん、こんばんは」と会場に手を振ると会場内は拍手と田川さんの名前を呼ぶ声。メンバーも一緒に拍手。「さっきの僕のソロコーナーはクラシックぽく曲をつくってみました」と田川さん。「いつもならガンガン系だよね?」と池森さんが田川さんに言う。「そうです、いつもはロックでガンガンしていますが。僕はギターをやり始めて20年くらいになりますが、クラシックに関してはあまりよく分からないんです」と田川さんは苦笑い。「名古屋は一年ぶり?」と池森さん。「この会場では名古屋は一年ぶりとなりますが、夏にソニトリという形でell.FITSALLでライブをしました。ソニトリ、THE SONIC TRICKというのが名称なのですが、僕の後ろにいるドラムのHIDE・・・小林秀樹と」と山根さんに当たっていたスポットライトが後ろのHIDEさんに移ったので、山根さんが「あっ僕のライトがHIDEのところへ・・・」とちょっと悲しそうな声で言う。会場笑う。「ベースはオーディションで選んだ若手の森口翔太ですが、30?歳のグループです」と田川さん。「ソニトリの分かりやすく説明ね」と池森さん。「そのライブにもアコースティックコーナーがあって、ソニトリとしてはまだ1枚しかアルバム出してなくて僕のソロアルバムでは2枚くらいありますが、全員でアコースティックコーナーができるのは[BREAK COVER]という曲だけで、もうソニトリのアルバムを聴いてもらってる人には分かりますが、それでもやっぱり僕が「それではアコースティックコーナーでこの曲を演奏します[BREAK COVER]というわけですよ]と田川さん。「それで?」と池森さん。「そしたら、この辺に」と指を指しながら田川さんは言う。「女性がいてその女性が《私、この曲めっちゃ好きぃ〜》と言ってました」と田川さんはその真似をする。メンバー、会場大爆笑。「《この曲めっちゃ好きぃ〜》って」と田川さんは何度も真似をするのでますます大爆笑。「あの時の女性には感謝しています。こんなことで、また名古屋に行きたいと思ってます」と田川さん。「田川伸治でした」と池森さんが言うと会場内拍手。

「続いて、DEENリーダー、キーボード!!山根公路!!」と池森さんが山根さんを紹介する。山根さんは会場に手を振る。「というか・・・田川くんのトークが長すぎて、僕次の曲のギター練習が何回も出来たよ」と山根さんは田川さんに向かって言う。会場爆笑。「次の曲の練習してたの?リーダー?」と池森さん。「2階席は今日あるんですか?」と山根さんが言うと、会場内が明るくなり2階席から手を振る人がいる。「2階席も入ってるんですね〜」と池森さん。「僕、リハーサルの時に2階席に行ってみましたが、2階席って暖房が上に来るからもう暑くて・・・だから今日は2階席の後ろは人を入れないでくださいとスタッフにお願いしてきました」と山根さんは言うと会場爆笑。「2階席大丈夫ですか?」とメンバーが聞くと。2階席から「大丈夫」という声が聞こえる。「そう、静電気痛くないですか?バチバチって」と山根さん。「いきなり静電気トークですか」と笑って池森さんが言う。「ちょっとでも湿っけがあると、口がマイクに当たるとバチッって思わず《痛って!》言いたくなりますよ」と山根さん。「俺、けっこう静電気通し易いよ」と池森さん。「この静電気ネタ辞めます。ネタが悪くて変えます。じゃぁ、僕名古屋公演で言いたかったことあるんですけど。年末のTV番組でご当地の食べ物の番組やってたのを見たのですよ、それでぜひ名古屋の人に聞いてみたくて」と山根さん。「何々?」とメンバー興味深々。「名古屋の人はメロンにも味噌つけて食べるって」と山根さん。「ええつ〜」とメンバー&会場内が言う。「メロンにまで味噌つけないでしょ」と田川さん。「いや、それがホテルのバイキングで隠しカメラでしょうね、あるいはヤラセかもしれないですけど、カメラがあってメロンに味噌つけて食べている人が映って。リポーターの人が聞いていましたよ」と山根さん。「へぇ〜そうやる人いるのかな?」と池森さんが言うと、会場で否定の声が上がる。「でも、北海道は納豆に砂糖かけて食べるんだよ」と池森さんが言うと、また会場&メンバーが「えっつ〜?」と言う。「あと、名古屋の人は何かで一位でしたけど、何だったかな?」と山根さんが言うと、会場の男性が「グルメで」と言ったので、「そう、グルメで一位でしたね。よく覚えていましたね」と山根さん。「名古屋はいろんな食べ物があるからね。北海道は頑固で一位だったけど、HIDEどう?」と池森さんは聞いてみる。HIDEさん首をかしげる。「山根公路でした〜。今回のトークはとても長いね」と池森さんが言う。会場拍手。ここで池森さんはサポートメンバーの紹介をする。「そして、DEENヴォーカル池森秀一です。このライブができたのもたくさんの人のお陰です。DEENスタッフ、地元スタッフに拍手!!」と池森さんが言うとメンバー&会場が拍手に包まれる。
では、久々にこの曲をやります。確か・・・2000年くらいだったでしょうか?昼ドラの主題歌になりましたこの曲をアコースティックバージョンで聴いてください」と池森さんが言うと、『哀しみの向こう側』アコースティックバージョンが披露される。曲が終わると「続いては、この曲。去年の愛知公演に千葉ロッテマリーンズの監督ボビー=バレンタインがライブに来てくれました」と池森さん。「急に行けるようになったとね」と山根さん。「時差ボケで寝ていないと監督言ってましたよね。寝たらいいのに」と田川さん。会場爆笑。池森さんは「そのバレンタイン監督が僕の歌詞を英語にした曲にいきます。今日は監督が居ないので、リーダーに担当してもらいます」と山根さんはちょっと驚いた顔で「えっつ?俺が?真似なしで」会場爆笑。「真似はしなくていいです」と池森さん。「では聴いてください」『光の珠〜The shining ball〜』が始まる。池森さんが指定した通り、英語訳は山根さんがアコースティックギターを弾きながら歌い、最後に「Thankyou〜」と監督の真似をするので会場もメンバーも笑う。コーラスがとても良かった。アコースティックコーナーが終わるとステージは暗くなり、メロディが流れる。

ステージが明るくなると、中央に池森さんが立ち『Life is』を歌う。池森さんは歌い終わると、ステージから去り、山根さんと田川さんのコーラスが続いていた。


田川さんが赤のタンクトップだけになると、激しくギターを弾く。HIDEさんも激しくドラムを叩くと、山根さんが肩がけキーボードにし「後半戦行きます〜!!イエーイ!!」と言うと会場も「イエーイ!!」と言う。「『Sail away』!!」山根さんが言うと、池森さんが半袖にベスト、迷彩パンツに衣装変えステージから出てくる。『Sail away』が始まる。ゆっくりとファンが回り、池森さんは高くグッズのタオルを上げると風にタオルを靡かせるかのようにする。『ひとりじゃない』キセキバージョン、『起き上がれよBOY』(Fu〜Fu〜)と両手を上げが始まり、だんだんと会場は盛り上がっていく。『Good Good Time!!』『Famliy』とノリの良い曲が続いた。「ありがとう」と池森さんは会場に言うと、会場拍手。「今回はBreak11。このBreak11というのはライブが11回目ということですが、この先〜Break20までやっていきたいなっと思っていますが、巨匠どうでしょうか?」と池森さんは田川さんに聞く。「まぁ、地道にやっていけば出来るではないでしょうか。でもBreak20と言ったらあと何年?」と田川さん。「8年くらい?」と池森さん。「毎年ライブを1回行ったら8年はかかりますよね」と田川さん。「だんだんと・・・少なくなっていますが、最後までやりたいよね(笑)」山根さんが苦笑いして言う。「俺はお客さんが最後の一人になってもやります!!」と山根さんは宣言するのでメンバー&会場大爆笑。「何年経ってもライブとか続けたいですよね」と田川さん。「僕らが13年やっていますが、まだまだ上の人たちがいますよね。サザンオールスターズやTHE ALFEEなど・・・。それに比べればDEENはまだまだ」と池森さん。田川さんも頷く。「まだまだ小僧ですよ〜」と山根さん。「小僧って・・・」と池森さん苦笑い。「小僧寿司ですから〜(笑)」と山根さんが発言するのでまたメンバー&会場が大爆笑。「それでは、最後の曲になりましたが聴いてください。『夢であるように』」と池森さんが言い『夢であるように』が始まる。ファンの中でも人気のこの曲をラストに選んでくれたので、じっくり聴き入っていた。最後にメンバー全員で深々と一礼をし、会場に手を振りながらステージを後にする。直後に手拍子と「アンコール!!」が会場内に響く。


アナウンスが流れる。この声は山根さん!?「長い旅から辿り着いたのはこの地。酒と煙草にまみれ、ビルだらけのこの町・・・上海で今日も俺はギター弾く」とちょっと低い声で話すので会場内は大爆笑の渦。。「今日も俺は出番待っている。《××○○???》中国語?」中国語の部分だけ急に声が高くなるので、ますます大爆笑。。「おっと・・・ステージから呼んでいる。ステージに向かおう。俺は・・・上海ロックスター!!」とアナウンスが終わると、ステージが明るくなり左から銀色のロングコートに派手なギターにサングラスをかけた上海ロックスターに扮した?山根さんが登場する。会場拍手と爆笑。。「えっつ〜上海からやってきましたロックスターです」と山根さん。会場から「かっこいい〜!!」と言う声がかかる。。「ありがとうございます」と山根さんは照れ笑い。「僕一人だけでは足りないので、なんと今日は海外からゲストを呼んでいます。これってすごくお金がかかったのですよ〜(笑)それじゃぁ〜カモーン!!」と山根さんが言うと右からツアーTシャツ(白)にジーンズ姿にちょっと大きめの白のギターを持った池森さんが登場する。会場拍手と「秀ちゃん〜」と呼ぶ声。池森さんは(内緒)というように静かにする合図をおくる。するとギターである曲を披露するので会場は拍手になる。池森さんは左側のマイクに立ち。「どうも、こんばんは」と言う。「彼を海外から呼びました」と山根さん。「さっきのアナウンスってリーダーでしょ?」と池森さんが山根さんに聞く。「どうでしょうかね、上海ロックスターって。山根公路かも?あっつ自分で言っていまった(笑)」と山根さんが言うので、池森さんと会場爆笑。。「彼ではどうにもならないので(笑)もっとすご腕をお呼びしたいと思います!!去年のベスト ギターリスト オブ ザ イヤーを受賞しましたこの方です!!」と山根さんが言うと右の花道から田川さんがサングラスをして、タンクトップにジーンズ姿、首にはグッズのタオルを持って出てくる。会場拍手と歓声。途中で田川さんは会場に自分のタオルを投げようとするが・・・投げずステージ中央に出てくる。田川さんがギターを持つと後ろから宮野さんとHIDEさんも登場。。「あっつ、助っ人も揃いましたね」と山根さんが宮野さん、HIDEさんに敬礼をすると宮野さん、HIDEさんも山根さんに見習って敬礼する。。「よし!行きます〜『上海ロックスター』!!」と山根さんが言うと、田川さんのギターから始まり、池森さんの低音(上海ロックスター〜ギター片手に〜)と山根さんとの曲のコラボレーション『上海ロックスター』が始まる。会場盛り上がる。最後には3人でギター共演。池森さんが表でギターを奏でるふりをして背後に田川さんがギターを奏でるので、山根さんが見せる。池森さんも途中から弾きふりだとネタバレをする。最後では池森さんがマイクを置き、準備体操?をするとジャーンとドラムを叩き、今にもバク転しそうな池森さん。会場&メンバーが見守る中ジャンプする寸前、ステージが暗くなり、池森さんが着地した場面が出る。会場&メンバー爆笑と拍手喝采。 山根さんがちょっとステージからいない間キーボードを池森さんが弾く。ロングコートを脱いでギターを持ち替えた山根さんが登場する。『We can change the world』田川さんが(おかしいよ〜考えられない〜)の部分で何かの真似をし、(各地方で)の部分でお気に入りの指さし棒を出してパフォーマンス。会場大爆笑。両手を広げてふりつけをする池森さんを見習って会場も真似をする。「ありがとう。僕たち最近新たな夢ができました!!僕たちさ来年3月10日でデビュー15年目を迎えます!!」と池森さんが言うと会場拍手。「15周年記念日をやろうかなって思っています。みなさん、来てくれるでしょうか?」と池森さんが言うと会場拍手喝采。「良かったね〜」と山根さん。「15周年に向けて今後のリリースやライブなども行っていきたいと思っています。それでは、今日ラストのこの曲を聴いてください『Starting Over』」池森さんが言うと、『Starting Over』が始まる。(今からここからまた一緒に始めよう〜)と池森さんは会場に向かって気持ちを込めて歌う。田川さんもギタープレイを奏で、山根さんもキーボードとコーラスをする。曲が終わるとメンバー全員で深々と一礼をし、会場内拍手喝采とメンバーを呼ぶ声。みんなで両手を繋いで一礼すると、会場に手を振りながらステージを後にしていった。

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