2007年9月19日(水)和歌山県民文化会館小ホール


  ステージには椅子が3つ並び周辺にはギターがいくつか置いてあった。開演時間になると、会場が薄暗くなり、ステージにあるスクリーンにビデオカメラで撮影された映像が映しだされる。
《ビデオ》
和歌山県の観光地代表のマリーナシティ、ポルトアイランドにDEENたちは来ていた。ポルトアイランドをバックに池森さんがマイクを持ち「和歌山のみなさん、こんばんは〜。ヴォーカル池森秀一です」マイクを隣りに向け山根さんが「キーボード山根公路です」次に田川さんにマイクを向け「ギターの田川伸治です」マイクは池森さんになり、「ごらんください。この広々とした海。この先には四国がありますね。確か・・・」田川さんが「徳島県」と言い、「そう海の彼方には徳島県があります。僕たちはここえっと・・・何でしたっけ?巨匠?」田川さん「マリーナシティ」と言い、「そう僕たちはマリーンシティに来ています」と池森さんは間違えるので田川さんが「マリーナシティ」ともう一度言う。「マリーンシティ?」池森さんはまた間違える。山根さんは爆笑。「まぁ、こんなとこに来ています。それでは、巨匠本日の流れを会場のみなさんに説明してください」と池森さんは田川さんにマイクを渡すと田川さんは説明をする「これから僕たちはこの後ろにあるレンガの建物で昼食をとりたいと思っています」池森さんと田川さんが説明している背後で山根さんは、地面に寝そべったり歩きまわっているので池森さんが「リーダーもここが相当気に入ったのかとてもくつろいでいる様子です」会場大爆笑。山根さんはどんどん遠くへ行って手を振る。「リーダーも何処かへ行ったので、ではこれからえっとあの建物は何でしたっけ?」と池森さんはスタッフに聞く。スタッフは「ポルトアイランド」と言う。「ポルトガルアイランドへ行きます」と池森さんは間違うのでスタッフが「いやいや、ポルトアイランド」と指摘すると「えっ、ポートアイランド?」「ポルトアイランド」「ああっ、ポートアイランドでしたね」と池森さん。「それでは、和歌山のみなさん、会場でお会いしましょう。ポートアイランドからでした」と池森さんはまた間違うのでスタッフが「ポルトアイランド」と指摘。「さっきのところはカットしてね」と池森さん。隣りで田川さんは大爆笑。

《ライブ&トーク》
ステージが明るくなり、左から白のシャツに中にターコイズブルーのシャツにカーゴパンツの田川さんが手を振りながら右椅子に着席。続いて茶色のシャツの山根さんが手を振りながら左椅子に着席。しばらくして白のシャツにジーンズ姿の池森さんが登場。中央席に着席する。田川さんの合図で田川さんのギター、山根さんのキーボードが奏でる。「こんな場所で君に会うなんて〜」と池森さんは切なく会場に歌声を披露する『ONE DAY』が始まった。会場は着席をし、じっくりとDEENの生演奏を聴く。曲が終わると池森さんは「和歌山のみなさん、こんばんは!! DEEN UNPLUGGED TOUR 2007 〜47都道府県でLIVE,TALK & HighTouch!〜へようこそ」と会場に挨拶をする。会場、拍手喝采。「和歌山は7年ぶりになります」と池森さんが言うと会場拍手。「いつもはね、都市公演ばかりでなかなか行けない人が多いですが、今回のツアーは僕たちから地域に出向いて公演をするようになっています。そこで今回初めて生DEENを見たという人?」池森さんは手を挙げ会場に聞く。会場の半数が手を挙げる。「おおつ!!」メンバーは言う。「けっこう初めての方が多いですね。ウエルカムです」と池森さんは言う。「やっぱり和歌山には7年ぶりに来るからその間にファンになった人もたくさんいるんでしょうね」と山根さん。「そうですね〜この間に僕たちもベストアルバムをリリースしていたからそれがキッカケとか」池森さん。「先ほどの曲はえっと〜」と池森さんは横にある紙を見る。「僕らこれまでシングル二十数枚、アルバム十数枚・・・もう数枚って言うほど何枚出したのか分からなくなるくらいなので、今回はちゃんと紙に書いてきました。えっと、先ほどの曲は1998年12月リリースのアルバム『The DAY』の中から『ONE DAY』を演奏しました。続きまして、2000年9月にリリースしたクラシックスシリーズ第2弾セピアの中に収録しているこの曲のボサノババージョンを聴いてください。当時はアニメのエンディングテーマ曲になりました」池森さんが説明する『ひとりじゃない』ボサノババージョンが始まる。曲が終わるとメンバーは礼をする。「ありがとうございます。「ひとりじゃない」ボサノババージョンでした。さて、ツアーも中盤戦にかかってきましたが、巨匠今日は何本目?」と田川さんに聞く。「26本目です」と田川さん。「今日から僕たち32泊33日の長旅です」と山根さん。会場驚く。「長いよね」池森さん。「もちろん、32泊分の着替え持って来たのでしょ?」田川さんは池森さんに聞く。「もちろん。32泊分の下着持ってきました」池森さん。「一回コインランドリーで洗濯するんでしょ?」田川さん。「いやぁ〜洗濯は・・・」池森さん。「うわぁ〜さすがリッチだね」と山根さんは会場に言う。「何なら、その下着ファンの人にプレゼントしたら?」山根さんが提案する。会場爆笑。「それがいい」田川さんも納得。池森さんは困った表情で会場に「下着なんてもらっても欲しくないよね〜」「いやぁ、ファンの人だから欲しいと思ってるよ」山根さん。「その下着はジッパーに入れるんでしょ」田川さん。「そして和歌山公演って書くと」山根さん。会場大爆笑。2人に攻められて池森さんは「こら、下着ネタはやめよう」と苦笑い。会場爆笑。「それでは、気を取り直して。僕たちDEENはこの曲から始まりました。当時はNTTドコモのポケットベルのCMソングになりました。ポケベルっていう僕たちも年がって感じしますけど。若い人には分からないですよね」池森さんが言うと、中央席で「分からない〜」と言う人がいた。「あれ?どう見ても僕らと同世代に見えますけど」と池森さん苦笑。「それでは聴いてくださいデビュー曲『このまま君だけを奪い去りたい』」池森さんが言うと、田川さんの合図からアコースティックギターが印象的なDEENのデビュー曲、アコースティックバージョンの『このまま君だけを奪い去りたい』が披露される。曲が終わると、池森さんは「みなさんにお知らせがあります。DEENは来年3月10日でデビュー15年目を迎えます」会場拍手喝采。、「ありがとうございます。そこで来年3月10日からさ来年3月10日までの間に武道館でライブを行いたいと思っています」会場歓声。、「日にちはまだ決まっていませんが、和歌山のみなさんは来てもらえるでしょうか?」池森さんが会場に聞くと拍手喝采。「ありがとうございます。いやぁ〜嬉しいね」と山根さん田川に言う池森さんは嬉しそうな顔をしていた。「それでは、次にポカリスエットのCMソングになったこの曲の2007年バージョンで聴いてください」池森さんは言うとシェイカーを持ち『瞳そらさないで』2007が披露された。曲が終わるとスタッフが池森さんに白の携帯を渡す。、「8月22日にクラシックスシリーズ第4弾ブルーがリリースされました。クラシックスシリーズというのは四季ごとのテーマに集めた曲でそこにインストルゥメンタルが入り、過去の曲の再アレンジ曲が入ると言ったシングルとは違い、マキシシングルという形です。今回は「Smile Blue」という曲ですが、なんとこの曲の47都道府県バージョンがあります。僕は北海道出身なので北海道バージョンをみなさんに聞かせてあげます」池森さんは携帯をマイクに近づけ、着うたを披露した。会場拍手。、「こんな感じになっています。この着うたはメールがくると鳴るように設定しています。なかなかいいですよね」池森さん。「それって自分の声に惚れてるってことじゃない」山根さんが言う。「ここ和歌山バージョンを持っている人はいますか?」池森さんが聞くと一番前の男性が手を挙げる。、「和歌山バージョンを聞かせてもいいですか?」池森さんは彼の近くに行く。男性は携帯を池森さんに渡すと池森さんは先ほどと同じようにマイクに携帯を近づけて和歌山バージョンの着うたを流す。なかなか音が鳴らないので池森さんは困った顔をすると、携帯の持ち主の男性が「マナーモードにしています」とマナーモード解除方法を池森さんに教える。(和歌山へ続くこの道を〜)とマイクから着うたが流れる。「こんな感じです。ありがとうございました」池森さんは男性に携帯を返す。「これって一回でOKでなかったんで。ディレクターが厳しいので最低2回は歌っていました」と池森さんはプチネタを言う。「ちなみに全部のバージョン持っている人っているのかなぁ?」池森さん。「そりゃぁ〜いないでしょう」田川さん。すると会場の女性が手を挙げる。「うわぁすごい!!」メンバー感動。「すごいですね!!」池森さん。「なんなら携帯にサインしてあげようよ」山根さんが提案。「うん。サインしたくなった」池森さん。「じゃぁ、さっきの和歌山バージョンの彼にも」山根さん。スタッフが2人から携帯を預かる。、「これでこの携帯は使えないから、明日解約しないとね」田川さん。「じゃぁサインしている間にソロコーナーを。まずはリーダーから」池森さんは山根さんと席を交代する。

山根さんが中央になり「僕のソロコーナーがきました。みなさん、秀ちゃんのサインじゃなくて僕に注目してくださいね」山根さんは会場に言う。「僕はファンクラブNEEDで会員限定のCDをリリースしました。NEED会員の方って何人います?」山根さんは会場に聞くと多数の人が手を挙げる。「けっこういるね〜」田川さん。山根さんは「その中で僕のCDを持っている人は手を下げないでください」多数が戸惑う。「いや、持ってる人は挙げてていいですよ」田川さん。数人が手を挙げる。「それでもけっこういるね。東北で聞くと皆さっと手を下げて・・・何度聞いても同じだから仕舞には快感になりましたけど」山根さん苦笑い。その間に池森さんはサインを終え、田川さんに携帯を渡す。田川さんもサインを書く。「そのCDの中からこの曲を聴いてください『夏の終わりのひとりごと』」山根さんが言うと、田川さんがサインを書き終え、山根さんに渡すと山根さんのソロコーナー『夏の終わりのひとりごと』が始まる。山根さんの口笛が奏でると途中で「ちょっと待って」と山根さんは演奏を止める。会場爆笑。「どうしたの?リーダー」池森さんが聞く。「今日の俺の口笛って良くない?」山根さんは自分の口笛に満足していた。「確かに今日のリーダーの口笛って遠くまで飛んでいってるよね。調子いいじゃない」池森さんは言う。「なんでもう一回お願いします。それでは『夏の終わりのひとりごと』」山根さんは言うと演奏が始まる。池森さんはキーボートを弾き、田川さんはアコースティックギターを弾きながらお気に入りの指さし棒で音を奏でる。終わると会場は拍手喝采。池森さんは、「それではDEENギター巨匠、田川伸治」
田川さんは「どうも、こんばんは!!」
と会場に挨拶。「今日はギターコンピレーションアルバムが発売でした。このアルバムは歌は入っていなくインストルゥメンタルでさまざまなアーティストが参加しています」田川さんが宣伝すると、すでに買ったファンがCDを見せる。「ありがとうございます。それで、僕は「Smile Blue」で共演した押尾コータローさんから誘われて参加したわけです。そして11月に遠いですが渋谷でインストアライブを行います。ぜひ来てください。その中から「Not Far From Freedom」を聴いてください」田川さんはアコースティックギターを持ち、奏でる。『Not Far From Freedom』を和歌山で披露する。激しいサウンドになり迫力あり。池森さんと山根さんは田川さんのギタープレイをじっと見守る。終わると会場は拍手喝采。。「さすがだね〜田川は」池森さん関心。「だってあんなに弾ける?弾けないよね」と池森さんは田川さんの指裁きを真似する。

「それでは、1993年に発売した『Memories』のこのバージョンで聴いてください。みなさん、立ちますか」池森さんが提案すると会場は立つ。手拍子で『Memories2007』を聴く。曲が終わると池森さんは、「ここでブログにある質問を紹介していきたいと思います。名前が“あきはーん”さん。”あきはーん”さんいますか?」池森さんは会場に聞くと前列よりの席で女性が手を挙げる。「ありがとうございます。質問。地元の新聞で今日の公演があり、3人組ロックバンドDEENと書いてありました。DEENってロックなのでしょうか?またロックについて教えてください。あと、もう一つにはキャッチーなサウンドのDEENってありましたが、キャッチーということも教えて欲しいです。ではロックについては巨匠に説明してもらい、キャッチーなをリーダーに説明してもらいましょう」池森さん。「はい。ロックというのはいつも生で演奏していることだと思います。今って機械で音ができるのでその点DEENはいつもバンドサウンドを心がけて演奏しているわけですね」田川さん。「なるほどロックってそう言う意味だったんですね。ロックとなると「俺DEEN。よろしく」みたいなことではありません」池森さん苦笑。「それって矢沢栄吉さんを真似てるの?」山根さん。「矢沢さんに憧れているから」と池森さん。「それでは、リーダー説明を」池森さんは山根さんに言う。「キャッチーなというのは人の心をキャッチして離さないことではないでしょうか?それでキャッチーなって言葉が生まれたとか」山根さん。「なるほどそういう意味ですね」池森さん納得。「それでは、1998年リリースしたこの曲を聴いてください」池森さんが言うと「遠い空で〜」と歌う。『遠い空で』が披露。曲が終わると、「ありがとう。次の曲は1993年にリリースした曲で当時はJリーグが発足しブームとなりましたね。そのJリーグに使われた曲です。今でもこの曲がバックにかかってていい曲だなって思ってます。『翼を広げて』を聴いてください」池森さんは言い、気持ちを込めて『翼を広げて』歌う。最後は会場を合唱する。会場とメンバーが一つになる。「ありがとう。それでは最後の曲となりました」池森さんが言うと会場が「えっ〜」と叫ぶ。「それは僕が『笑っていいとも』に出たらそう言ってくださいね。最後の曲の前にハイタッチの説明をします」池森さんはハイタッチの説明をする。「それでは最後の曲「Smile Blue」を聴いてください。じゃぁ立とうか」池森さんは言うと会場は立ち、笑顔で『Smile Blue』を歌い会場も笑顔で聴く。終わりの締めに相応しい曲となった。曲が終わると、メンバー深々と礼。拍手喝采。「どうもありがとう。このツアーは僕らを含めて7人で全国を周っています。そしてこのような公演ができたのは、みなさんサポーターのみなさんと地元スタッフ・・・のおかげです。DEEN ALLスタッフ地元スタッフに拍手!!」池森さんが言うと皆で拍手。「拍手がすごいね〜」山根さん。「和歌山が一番すごいよね」池森さん。「今日はどうもありがとうございました!!」池森さんは会場に言うと、DEENはもう一度礼をしてステージを去った。 ハイタッチの準備までスクリーンには『Smile Blue』 のPVが流れ、一列目からDEENとハイタッチをして今日の公演は終了した。


☆セットリスト☆
1・『ONE DAY』(MC)
2・『ひとりじゃない』 ボサノババージョン (MC)
3・『このまま君だけを奪い去りたい』(MC)
4・『瞳そらさないで』 2007(MC)
* 『夏の終わりのひとりごと』山根ソロ
* 『Not Far From Freedam』田川ソロ
5・『Memories』2007(MC)
6・『遠い空で』(MC)
7・『翼を広げて』(MC)
8・『Smile Blue』

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