2007年9月27日(木)ゲバントホール


  ステージには椅子が3つ並び周辺にはギターがいくつか置いてあった。開演時間になると、会場が薄暗くなり、ステージにあるスクリーンにビデオカメラで撮影された映像が映しだされる。
《ビデオ》
広島の観光スポットは、広島市民球場前だった。池森さんがマイクを持ち「広島のみなさん、こんばんは。DEENヴォーカル池森秀一です」と自己紹介。田川さんも「ギターの田川伸治です」山根さんも「キーボードの山根公路です」と自己紹介。「広島と言えば、DEENギター巨匠の故郷であります。そして僕たちは広島と言えば広島東洋カープの本拠地、広島市民球場に来ています。今日はヤクルト戦が開催されるみたいですね。さすがに球場内には入れないので。球場の外にいますが、ここにはリーグ優勝とワールド日本を獲得したレプリカがあります。巨匠はどの試合をよく覚えていますか?」池森さんは田川さんに質問をする。「そうですね、僕がちょうど中学生だった1984年辺りですね。当時、衣笠などの選手が活躍してました」と田川さんは広島東洋カープの歴史について熱く語っている間に山根さんはカメラから消える。「さて、本日の流れをリーダーに説明してもらいましょう。あれ?リーダー?」と池森さんはマイクを山根さんに向けようとすると姿がいない。山根さんは野球チケット売り場に行き、チケットを買うふりをして開いていない球場内へ入ろうとする。池森さん、田川さん爆笑。「リーダーは今日のコンサートをどうするつもりでしょうか?」池森さんは苦笑い。「じゃぁ、巨匠に本日の流れを説明してもらいましょう」と田川さんにマイクを回す池森さん。田川さんは今日の流れを説明する。「それでは、広島のみなさん会場でお会いしましょう」と池森さんが締めくくる

《ライブ&トーク》
ステージが明るくなり、左から手を振りながら田川さん、山根さんが着席する。田川さんがギターの調整をしてる間に池森さんも手を振りながら中央に座る。今日のメンバーの衣装は、田川さんはターコイズブルーのシャツにカーゴパンツ。山根さん茶色のシャツの。池森さんはジーンズに青のTシャツ。田川さんの合図で田川さんのギター、山根さんのキーボードが奏でる。「こんな場所で君に会うなんて〜」と池森さんは切なく会場に歌声を披露する『ONE DAY』が始まった。会場は着席をし、じっくりとDEENの生演奏を聴く。曲が終わると池森さんは「広島のみなさん、こんばんは!! DEEN UNPLUGGED TOUR 2007 〜47都道府県でLIVE,TALK & HighTouch!〜へようこそ。DEENヴォーカル池森秀一です」と会場に挨拶をする。続いて山根さんも自己紹介をする。田川さんの番になるとギターを弾きながら「カープ カープ カープ〜」とあの曲を歌うので会場大爆笑と拍手喝采。「どうも〜こんばんは田川伸治です」と田川さんは会場に手を振る。「巨匠、さっきの曲は選手の歌?」池森さんが田川さんに聞く。「この曲はカープの応援歌です」田川さん。「じゃぁ、広島のみなさんはよく知っている曲ですね」池森さん。「さっきのビデオで市民球場を映したので歌ってみました。広島のみなさんお久しぶりです」田川さんが言うと拍手喝采。「広島はこれで9回目だよね」池森さん。「さっきのビデオは広島市民球場でしたが、僕はホント広島のことが分からないので巨匠に尾道に行こうと言ったら無理って言われました」池森さん。「尾道は遠いよ」田川さん。「僕の中では30分で行けると思いました。なので巨匠に何処がいいか聞くと広島東洋カープの本拠地がいいだろうと」池森さん。会場納得。「僕らこれまでシングル二十数枚、アルバム十数枚・・・もう数枚って言うほど何枚出したのか分からなくなるくらいなので、今回はちゃんと紙に書いてきました。えっと、先ほどの曲は1998年12月リリースのアルバム『The DAY』の中から『ONE DAY』を演奏しました。続きまして、2000年9月にリリースしたクラシックスシリーズ第2弾セピアの中に収録しているこの曲のボサノババージョンを聴いてください。当時はアニメのドラゴンボールGTのエンディングテーマ曲になりました」池森さんが説明する『ひとりじゃない』ボサノババージョンが始まる。曲が終わるとメンバーは礼をする。「ありがとうございます。「ひとりじゃない」ボサノババージョンでした。会場拍手喝采。「みなさんにお知らせがあります。来年3月10日にDEENは15歳を迎えます」池森さんは言うと拍手喝采。「そして、15年目に日本武道館で1日だけのライブを行います」池森さん。「15歳・・・上にいる彼は生まれて間もない頃だよね?」池森さんは2階席の男性に問いかける。男性は「もう生まれてました」「えっ?」メンバーは言う。「年いくつ?」池森さんは聞く。「18歳です」男性。「18歳って言ってもまだ3歳じゃない。どういうきっかけでDEENを知ったの?」池森さん。「気になるね」山根さんと田川さん。男性は隣りの男性を指す。「ああ、彼が教えてくれたんだ。彼も18だよね?」池森さんは聞く。男性はうなずく。「どうしてDEENを知ったの?」池森さん。「親の影響とか?」山根さん。「ドラゴンボールを見て」と男性。「アニメから僕たちを知ってくれたんだね」メンバーは納得。「来年15年目を迎える今年は、武道館までの歩みとして全国47都道府県を僕たちがツアーで廻っています。今日の会場は300人近く入っていますが・・・山梨はすごかったよね」池森さんは山根さんに言う。「そうだったね」山根さん。「だって1番前が僕のちょうどこの辺でじっと見つめるから」と池森さんは真似をする。会場笑う。「こんなに近かったよね」田川さん。「それでは、この曲で僕たちDEENは始まり、みなさんもこの曲でDEENと出逢った曲、デビュー曲を聴いてください」池森さんは言うと拍手が起こり、『このまま君だけを奪い去りたい』が始まる。池森さんは来年の気持ちを込めて歌っているようだった。終わると拍手が起こり「いやぁ〜巨匠、広島で熱唱してましたよ」池森さん。「そうだよ、隣りで熱唱してるって思ったくらい」山根さん。「あっそうそう。巨匠の隣りにある人は・・・」池森さん。「人?」田川さん。会場爆笑。「人じゃなくて、機械だ。この機械はリズムを出す機械です。いつものLIVE JOYならサポメンがいますが、今回は僕たちだけなのでこの機械でリズムを取っています。では、巨匠説明を」池森さん。「この機械は・・・」とお気に入りの指さし棒で指す田川さん。会場爆笑。「巨匠、その棒汚れてきてるよ」池森さん。「ちょっと拭いて・・・」とタオルで拭く田川さん。「このネジでリズムを調節しています。今は次の曲にセットしているので。音の大きさは左足で踏んでやっています」田川さんは自分の左足を指さし棒で指す。「指さなくても分かるよ」池森さん。「実際やってみるとこういう風に・・・」田川さんが踏むと音が大きくなったり小さくなったりする。それを繰り返すのでリズムにのって踊る田川さん。池森さん、山根さん、会場大爆笑。「なんでだっふんだするんだよ」池森さんが笑いながら言う。「まぁ、こんな感じでやる機械です」田川さん。「それでは、次にポカリスエットのCMソングになったこの曲の2007年バージョンで聴いてください」池森さんは言う『瞳そらさないで』2007が披露された。会場手拍子で盛り上げる。「僕たちはこの広島で何本目?」池森さんが田川さんに聞く。「32本目」田川さん。「32本目になりました」池森さん。「一昨日までは関西を廻ってきて6カ国?」山根さん。「6カ国って国じゃないんだから6県じゃない」と池森さんが言う。「関西廻ってきてやっぱり何度か会う人はいましたけど、やっぱり中国地方になってガランと変わりますね」山根さん。「うん。初日みたいだね」池森さん。「それで会場によってはチケットが取れなかった人や参加できなかった人が楽しめるようにブログをつくっていますが、知らない人はいますか?」池森さんは会場に聞くと数名だけ手を挙げた。そこで池森さんはアクセス方法を教える。「そのブログはサポーターのみなさんも投稿ができるようになっています。そこで1つだけですが質問を読んでみたいと思います。山田くん」池森さんはスタッフを呼ぶと紙を持ってきた。「名前・・・イサミさん。いますか?」池森さんは会場に聞くと手を挙げる人がいた。「質問ですが・・・これは山根さんに呼んでもらおう」と池森さんは紙を山根さんに渡す。「俺が読むの?」山根さん。「だってこの真似は俺できないからリーダーに」池森さん。「じゃぁ読みます。質問です。広島と言えば広島東洋カープで応援していますが、今年は上位に入ると期待していたのに現実は悲惨なものでした。一昨年はバレンタイン監督が率いる千葉ロッテマリーンズが」と山根さんは監督のものまねをするので会場大爆笑。「優勝し、去年はヒルマン監督が率いる日本ハムファイターズ」とまた監督のものまねをする。会場爆笑。「ヒルマン監督の真似はよく分からないや〜」山根さん苦笑い。「優勝し、今年は繋がりでカープだと思っていたのに入ることができませんでした」山根さん。「つながりって外国の監督ってことかな」池森さん。「カープはブラウン監督だよ」田川さん。「そこでDEENのみなさんがもしカープの監督だったらどうやって上位に持っていくかの秘訣を教えてください」山根さん。「なるほど。いつもリーダーは落ちだから最後に」池森さん。「いや、俺はよく分からないから・・・」山根さん。「じゃぁ俺が言って、締めに巨匠にしよう」池森さん。「そうですね〜広島出身のアーティストがカープのために応援歌をつくる。もちろん巨匠も入れて」池森さんが提案すると、会場拍手喝采。田川さん照れる。「広島出身のアーティストって?」山根さん。「ヴォーカルに奥田民男さんにして、ギターは巨匠で。あとケミストリーの堂珍くんも入れよう」池森さん。会場拍手喝采。「待って、ヴォーカルなら大物がいるじゃない」山根さん。「矢沢栄吉さん?彼には頼みづらいよ。ってことで奥田民男さんで」池森さん。「これは実現して欲しいね巨匠」池森さんが言うと会場拍手喝采。「いいですね」田川さん。「じゃぁ、次は田川くん」山根さん。「そうですね〜真面目な話になりますが、上位3位内に入るなら入りそうなチームと対戦する時にピッチャーの順番を上手くコントロールする」田川さん。「黒田選手とか」池森さん。「黒田選手ってちょっと怪しいんでしょ?メジャーに行くようなことがなんかあって」田川さん。「えっつ、黒田選手はずっと広島って言わなかった?」池森さん。「それは去年」田川さんはちょっと残念そうに言う。「それでは、僕たちは8月にリリースした「Smile Blue」の47都道府県バージョンの着うたが配信されています。僕は北海道バージョンを持っているので聞かせます」とマイクに池森さんの携帯を向ける。着うたが流れる。「広島バージョンもあるので1曲105円なのでダウンロードしてくださいね。それでは、ソロコーナーに移ります。リーダー真ん中に」池森さんは席を離れ山根さんと交代する。

山根さんはアコースティックギターを持ち、「僕のソロコーナーがきました。僕はファンクラブNEEDで会員限定のCDをリリースしました。NEED会員の方って何人います?」山根さんは会場に聞くと多数の人が手を挙げる。「けっこういるね〜」田川さん。「その中で僕のCDを持っている人は手を下げないでください」山根さんが聞くと数人が手を挙げる。「それでもけっこういるね。東北で聞くと皆さっと手を下げて・・・何度聞いても同じだから仕舞には快感になりましたけど」山根さん苦笑い。「東北は会員多かったけど持っている人はいなかったよね」田川さん。「そのCDの中からこの曲を聴いてください『夏の終わりのひとりごと』」山根さんの口笛が奏でると途中で「ちょっと待って」と山根さんは演奏を止める。会場爆笑。「どうしたの?リーダー」池森さんが聞く。「今日の俺の口笛って良くない?」山根さんは自分の口笛に満足していた。「確かに今日のリーダーの口笛って遠くまで飛んでいってるよね。調子いいじゃない」池森さんは言う。「なんでもう一回お願いします。それでは『夏の終わりのひとりごと』」山根さんは言うと『夏の終わりのひとりごと』が始まる。池森さんはキーボートを弾き、田川さんはキューピーのシェイカーをし、途中でお気に入りの指さし棒で音を奏でる。終わると山根さんは会場に「ありがとう」と言う。池森さんは、「それではDEENギター巨匠、田川伸治」
田川さんは「どうも、こんばんは!!」と会場に挨拶。「先週はギターコンピレーションアルバムが発売でした。このアルバムは歌は入っていなくインストルゥメンタルでさまざまなアーティストが参加しています」田川さんが宣伝する。「それで、僕は「Smile Blue」で共演した押尾コータローさんから誘われて参加したわけです。そして11月に遠いですが渋谷でインストアライブを行います。ぜひ来てください。その中から「Not Far From Freedom」を聴いてください」
田川さんはアコースティックギターを持ち『Not Far From Freedam』を奏でる。激しいサウンドになり迫力あり。終わると拍手喝采。「さすがだね〜田川は。日本に田川しかいないよ。どんな少年だったのかな?」池森さん関心。「田川くん修学旅行ネタを」山根さん。「修学旅行?」池森さん。「僕、修学旅行時にギター持ってっていいか先生に聞いたんです。もちろんダメと言われましたが」田川さん苦笑い。
「それでは、後半戦にいきたいと思います。1993年に発売した『Memories』のこのバージョンで聴いてください。」池森さんは言う
とギターを手に取る。「イントロなら彼でも弾けると思って頼んでみました」田川さん。「音が足りないからね。あまり僕のギター見ないでくださいね」池森さんはちょっと練習をする。「練習してなくて」池森さん。「俺、ステージに出るアーティストで本番中に練習する人初めてみたよ」山根さん。会場爆笑。「それでは聴いてください」田川さんの合図で始まり、会場は手拍子で『Memories2007』を聴く。イントロは激しく池森さんと田川さんのギターバトルが展開する。曲が終わると「いやぁ〜すごいね。秀ちゃんはギターも弾き、美貌で、おまけに美声で・・・どこもいいじゃないか」山根さんは羨ましそうに池森さんに言う。池森さん笑う。会場爆笑。「さっきのアレンジは巨匠がやりました。素晴らしい」池森さんが言うと会場拍手。「リーダーのキーボードは素晴らしい」田川さんは山根さんを褒めると会場拍手。「それでは、リーダーがアコーディオンになりました」池森さんが指さすと山根さんがアコーディオンを持っていた。すると山根さんは『男はつらいよ』のテーマソングを弾く。会場爆笑。「2000年5月に発売したアルバム『‘need love』の中から『蒼い戦士たち』を聴いてください」池森さんが言うと『蒼い戦士たち』が始まる。アコーディオンの哀愁がする感じに仕上がり、気持ちを込めて歌う池森さん。曲が終わると、「ありがとう。次の曲は1993年にリリースした曲で当時はJリーグが発足しブームとなりましたね。そのJリーグに使われた曲です。今でもこの曲がバックにかかってていい曲だなって思ってます。『翼を広げて』を聴いてください」池森さんは言い、気持ちを込めて『翼を広げて』を歌う。最後は会場を合唱する。会場とメンバーが一つになる。「ありがとう。それでは最後の曲となりました」池森さんが言うと会場が「えっ〜」と叫ぶ。「それは僕が『笑っていいとも』に出たらそう言ってくださいね」池森さんはそう言う。「それでは最後の曲「Smile Blue」を聴いてください。広島バージョン」池森さんは言うと、笑顔で「広島へ続くこの道を〜」と歌う。『Smile Blue』広島バージョンが披露し、会場も手拍子で聴く。終わりの締めに相応しい曲となった。曲が終わると、メンバー深々と礼。拍手喝采。「どうもありがとう。このツアーは僕らを含めて7人で全国を周っています。そしてこのような公演ができたのは、みなさんサポーターのみなさんと地元スタッフ・・・のおかげです。DEEN ALLスタッフ地元スタッフに拍手!!」池森さんが言うと皆で拍手。「今日はどうもありがとうございました!!」池森さんは会場に言い、DEENはもう一度礼をしてステージを去った。 ハイタッチの準備までスクリーンには『Smile Blue』 のPVが流れ、2階席からDEENとハイタッチをして今日の公演は終了した。


☆セットリスト☆
1・『ONE DAY』(MC)
2・『ひとりじゃない』 ボサノババージョン (MC)
3・『このまま君だけを奪い去りたい』(MC)
4・『瞳そらさないで』 2007(MC)
* 『夏の終わりのひとりごと』山根ソロ
* 『Not Far From Freedam』田川ソロ
5・『Memories』2007(MC)
6・『蒼い戦士たち』(MC)
7・『翼を広げて』(MC)
8・『Smile Blue 広島』

55 STREET / 0574 W.S.R / STRAWBERRY7 / アレコレネット / モノショップ / ミツケルドット