2007年10月2日(火) 高知ラヴィータホール 


  ステージには椅子が3つ並び周辺にはギターがいくつか置いてあった。開演時間になると、会場が薄暗くなり、ステージの壁にビデオカメラで撮影された映像が映しだされる。
《ビデオ》
池森さんがマイクを持ち「高知のみなさん、こんばんは。DEENヴォーカル池森秀一です」と自己紹介をすると同時にカメラのバックで放送がかかるのでメンバーも会場も爆笑。田川さんも「ギターの田川伸治です」山根さんも「キーボードの山根公路です」と放送に交えながら自己紹介。「え〜撮影が始まると当時に放送がかかってしまいましたが・・・僕たちはここ、桂浜に来ています。高知と言えば、先ほどカメラにも映りました、坂本龍馬さまの大きな像がありましたね、巨匠」と池森さんは田川さんにマイクを向ける。「そうですね、とても大きな像でしたね」田川さん。「そしてご覧ください。この景色。太平洋が広がっています」と池森さんは海を見ながら言う。「今日は暑いですが、今はね巨匠?」と池森さんは田川さんにマイクを向ける。「そうですね。海風が当たってちょうど涼しいくらいですね。ここは海遊禁止になっていますね。あそこに看板あるし」田川さん。「うん。この海はすぐに深くなっていますよ」池森さん。「さすが、日本海の荒波に育ってきたから分かるんですね」池森さんと田川さんが話している後ろで山根さんが海に向かって石を投げる。「リーダー、何、飛び石やってるの?」池森さんが山根さんに聞く。「投げてみたんです」山根さん「昔よくやったよね」池森さん。この後、池森さんと山根さんが話している間に田川さんも飛び石を背後でやる。「さあ今日の流れを巨匠から言ってもらいましょう」と池森さんは田川さんにマイクを向け、田川さんは本日の流れを説明する。「それでは、高知のみなさん会場でお会いしましょう」と池森さんが締めくくる

《ライブ&トーク》
会場は拍手がおき、左から手を振りながら田川さん、山根さんが着席する。田川さんの合図で田川さんのギター、山根さんのキーボードが奏でる。「こんな場所で君に会うなんて〜」と池森さんは切なく会場に歌声を披露する『ONE DAY』が始まった。会場は着席をし、じっくりとDEENの生演奏を聴く。曲が終わると池森さんは「高知のみなさん、こんばんは!! DEEN UNPLUGGED TOUR 2007 〜47都道府県でLIVE,TALK & HighTouch!〜へようこそ。DEENヴォーカル池森秀一です」と会場に挨拶をする。続いて山根さん、田川さんも自己紹介をする。「この会場もいいね。本来は結婚式をやるとこらしいね」池森さん。「うん。このシャンデリアがいいね。まるでオペラ座の怪人みたいな」山根さん。「オペラ座の怪人って」池森さんは笑うので会場も笑う。「先ほどのビデオは桂浜に行きました。高知と言えば、坂本龍馬が有名ですけど大きな像でしたね」池森さん。「高知ってたくさん有名人がいるよね」山根さん。「坂本龍馬以外に誰がいる?」池森さんは山根さんに聞く。「えっ・・・誰がいるかなぁ?」山根さんは困った顔をする。「先ほどの曲は1998年12月リリースのアルバム『The DAY』の中から『ONE DAY』を演奏しました。続きまして、2000年9月にリリースしたクラシックスシリーズ第2弾セピアの中に収録しているこの曲のボサノババージョンを聴いてください。当時はアニメのドラゴンボールGTのエンディングテーマ曲になりました」池森さんが説明する『ひとりじゃない』ボサノババージョンが始まる。曲が終わるとメンバーは礼をする。「ありがとうございます。『ひとりじゃない』ボサノババージョンでした」と池森さんは言う。会場拍手喝采。「今回初めて動くDEEN」池森さんが説明する隣りで田川さんが走る真似をするので会場笑う。池森さんも笑いながら「演奏するDEENを見るという方?」池森さんが会場に聞く。半分くらいが手をあげる。「けっこう少ないほうだね」山根さん。「じゃぁ、1月のライブに来たという人?」池森さんが聞くと、ほとんどの人が手を挙げる。「すごいね〜」メンバーは関心する。「高知って今年が始めてだよね」山根さん。「みなさんにお知らせがあります。来年3月10日にDEENは15歳を迎えます」池森さんは言うと拍手喝采。「そして、15年目に日本武道館で1日だけのライブを行います。日にちはまだ未定ですが、ぜひみなさんと一緒にライブを行いたいと思います。それでは、僕たちとみなさんはこの曲から始まりました。聴いてください」池森さんは言うと田川さんの合図でアコースティックギターが奏で、デビュー曲『このまま君だけを奪い去りたい』が始まる。会場のバックが紫に照らされ、シャンデリアが輝く。池森さんも気持ちを込めて歌う。曲が終わるとメンバーは礼をする。会場拍手喝采。「いやぁ〜リーダー。高知で熱唱してましたよ」池森さん。「そうだよ。隣りで秀ちゃん見たら熱唱しているからビックリした」と山根さんが言うので会場笑う。「この曲は織田哲郎さんがつくりましたが、織田さんもここ高知出身なんですよね」池森さんが言うと会場も関心。「えっつ、そのネタ俺が言おうとしたのに」山根さんが残念そうな声で言うので会場も笑う。「いつもはこの後ろにサポートミュージシャンがいるんですが、今回は僕たちだけで音を出すので強力な助っ人を用意しました。それが巨匠の隣りにあるものです」と池森さんは田川さんの方を向くと田川さんはお気に入りの指差し棒で隣りのパソコンを使っている人を指す。「違う。俺じゃない」とスタッフは言う。会場爆笑。「即「違う」って言いましたよ。さすが彼は関西人ですね。彼ではなくて、この機械です。ちなみに彼はパソコンで音を出しているタケダさんです」田川さんはスタッフのタケダさんを紹介する。「巨匠、その棒もう5年くらい使っていない?」池森さん。「4,5年は使っていますね。今日は綺麗に拭いてきました」田川さん。「では、巨匠その機械の説明をしてください」池森さんは田川さんに言う。「はい、この機械はリズムボックスと言いまして。製造が1970年代ではないでしょうか。このネジでリズムを調節しています。今は次の曲にセットしているので。音の大きさは左足で踏んでやっています」田川さんは自分の左足を指さし棒で指す。「実際やってみるとこういう風に・・・」田川さんが踏むと音が大きくなったり小さくなったりする。それを繰り返すのでリズムにのって踊る池森さんと山根さん。会場大爆笑。「変なおじさんじゃないか」池森さんが笑いながら言う。「まぁ、こんな感じでやる機械です」田川さん。「それでは、次にポカリスエットのCMソングになったこの曲の2007年バージョンで聴いてください。巨匠がアレンジをしたので、トロピカルな感じになっています」池森さんは言う『瞳そらさないで』2007が披露された。手拍子で曲を盛り上げていく。終わるとメンバーは礼をする。会場拍手。「僕たちはこのツアーのために“Smile Blue”ブログをつくりましたが、知らないっていう人?」池森さんが会場に聞くと少数だけ手を挙げた。「ありがとうございます。ほとんどの方がブログを見てるわけですね。みなさんもこのブログではサポーターとして書き込みができるようになっています。その中から1つだけ質問を読みたいと思います。じゃぁ山田くん」池森さんはステージからスタッフを呼ぶ。スタッフは紙と携帯を渡す。「あっつ、名前言いますけど恥ずかしかったら手を挙げなくていいですからね」池森さんは言う。「名前、ミホポンさん。ミホポンさんいますか?」池森さんが会場に聞くと前列の女性が手を挙げる。「ありがとうございます。恥ずかしくなかったわけですね」池森さんが微笑む。「質問です。“高知県と言えば何を思いつきますか?DEENのみなさんが高知県に対してどういうイメージなのか気になっています”なるほど。では、巨匠から答えてもらいましょうか」池森さんは田川さんに言う。「はい。高知と言えば渡辺投手」田川さん。「渡辺投手って西武の?」池森さん。「はい西武です。来年どうなるか気になりますよね」田川さん。「僕は、高知と言えば鰹だね。もう高知の鰹のたたきは美味しくて東京で食べるのと全然味が違うんだって。去年キャンペーンで高知に来たことがあって」池森さん。「秀ちゃんは宣伝部長だからね」山根さん。「ひろめ市場に行ったの。そこで目の前で鰹を焼く煙がすごくてその鰹も美味しくて。あと鍋焼きラーメンも美味しくて。今回もぜひ行きたいので桂浜に行く前に立ち寄りました」池森さんが鰹について熱く語る。「では、リーダー落ちをお願いします」池森さんは山根さんに言う。「落ち?そうですね。僕は行ってみたいのは四万十川」山根さん。「あそこ綺麗みたいね」池森さん。「四万十川って川下りが有名でしょ。今回行きたかったですが、四万十市って高知市からけっこう遠いので行けなかったです。あとは、ソーラン節ですね」山根さん。「ソーラン節って高知が本場なんだよね」池森さん。「そうそう高知の学生が北海道に行って教えたそうですね」山根さん。会場関心。「いやぁ〜北銀が倒産して北海道は落ち込んだのですが、ソーラン節で北海道は活気づいたのですよ。ホント高知さまさまです」と池森さんは高知市民に感謝を言う。「祭りになると広末さんも高知に帰って参加するみたいですよ」山根さん。「以上、質問でした。ミホポンさんありがとうございました」池森さんが言うと、メンバーと会場から拍手が起こる。「ここで先月リリースしました『Smile Blue』の47都道府県バージョンの着うたが配信されています。僕は北海道出身なので北海道バージョンがあるので聴いてください」池森さんは池森さんの携帯をマイクに近づける。音がなると合わせて田川さんが踊る。会場大爆笑。「こんな感じです。1ダウンロード105円になっています。それでは、ソロコーナーに移りたいと思います。じゃぁリーダー真ん中に」池森さんは山根さんと位置を交代する。スタッフが山根さんの首にハーモニカをつける。襟元を池森さんと田川さんが直す。
「僕のソロコーナーがきました。僕は3年くらい前にCDをリリースしました」山根さんが言う隣りで池森さんがキーボードの練習をするので山根さんは「ちょっと僕のコーナーなんだから静かにしてください」とちょっと怒った声で池森さんを注意する。会場大爆笑。「ごめん、ごめん」池森さんは笑いながら言う。「それでCDをリリースしました」山根さんが言うと、会場の人が山根さんのCDを上げる。「ありがとうございます。それです」山根さん。「リーダー会場に聞いてみたら?今回はイケるんじゃない?」池森さんが提案をする。「じゃぁ、まずNEED会員の方って何人います?」山根さんは会場に聞くと多数の人が手を挙げる。「けっこういるね〜」田川さん。「じゃぁ、その中で僕のCDを持っている人は手を下げないでください」山根さんが言うと、ほとんどが手を下げる。池森さん、田川さん大爆笑。「少ない」田川さん。「ありがとうございます。東北で聞くと皆さっと手を下げて・・・何度聞いても同じだから仕舞には快感になりましたけど」山根さん苦笑い。「今日は何つけているんですか?」田川さんが山根さんに聞く。「ああつ、これハーモニカです。昨日からつけてみました。ハーモニカ吹きながらギター弾こうかなと」山根さん。「僕のCDの中から18番・・・俺が生きていた中で何人の女を口説いたかの曲を披露したいと思います」山根さん。「えっ?この曲で口説いたの?」池森さん。会場爆笑。山根さんは「いやいや冗談ですよ。それでは聴いてください『夏の終わりのひとりごと』」田川さんの方を見ると、手に赤い物が。「田川くんそれって何?」山根さんが田川さんに聞く。「あっつこれ「キューピーちゃんです」」と田川さんは声を高くして言うので会場大爆笑。「その小道具でみんなの気を引こうと思っているんだ」山根さんが言う。田川さん苦笑い。「それでは聴いてください」山根さんが言うと、山根さんの口笛が奏でる。山根さんのソロコーナー『夏の終わりのひとりごと』が始まる。池森さんがキーボードを弾く。田川さんはマラカスをする。終わると山根さんは「どうもありがとう」会場に手を振り、投げキッスをする。会場爆笑しながら「コウジ〜」と言う。「コウジ!!」池森さんが山根さんを指さしながら言う。「山根公路!!」田川さんも山根さんを指さしながら言う。「ところでいつハーモニカを吹くの?」田川さんが尋ねる「あっつ忘れた」山根さんは言うのでメンバー会場大爆笑。「いつ吹くのかなって思ってましたけど」田川さん「これ・・・吹けないんです。次回まで練習しておきます」山根さん「意味ないじゃない」田川さんが笑いながら言う「本当に吹けないんです」と山根さんは少し吹くが上手く吹けない。会場大爆笑「まずはフォークギターにはハーモニカというコンビなので形からですよ」山根さん。会場大爆笑「ホント、リーダーとは10年付き合っていますが面白いです。それでは日本を代表するギターリスト。DEENギター巨匠、田川伸治」池森さんは山根さんと席を交代する。
田川さんは「はい。スタジオです」と会場に挨拶。「ここでインフォメーション。先週はギターコンピレーションアルバムが発売でした。このアルバムは歌は入っていなくインストルゥメンタルでさまざまなアーティストが参加しています」田川さんが宣伝する。「それで、僕は『Smile Blue』で共演した押尾コータローさんから誘われて参加したわけです。そして11月に遠いですが渋谷でインストアライブを行います。ぜひ来てください。今日はその中の曲じゃなくて、僕はソロで2枚。バンドで1枚CDをリリースしています」田川さん。「ソニトリ」池森さん。「正式にはTHE SONICK TRICKですが、歌はなくてインストルゥメンタルになっています。そのアルバムから演奏したいと思います。この会場は音が天井に上がっていく感じがするので」田川さん。「そうだよね。音がどんどん上に吸い込まれていく感じだよね」池森さん。「毎回開演前に今日はソロコーナーでどんな曲にしようか考えているんですが、この落ち着いた会場に相応しい曲はバラードなので。THE SONICK TRICKではドラムやベースがいますが今回は一人で演奏したいと思います。『MEMORIES OF THE PAST』聴いてください」田川さんは言い、会場拍手が起こる。静かになると田川さんはギターを奏でる。田川さんが単独で演奏する『MEMORIES OF THE PAST』はまるでバックでドラムスのHIDEさんやベーシストの翔太が居るような演奏だった。音もシャンデリアに吸い込まれていく感じだった。終わると拍手喝采。「さすがだね〜田川は。『MEMORIES OF THE パスタ』でした」池森さんが言うと田川さんは「『MEMORIES OF THE PAST』パスタじゃぁありません」と池森さんを注意する。会場大爆笑。
「それでは後半戦に移りたいと思います。山田くん。僕にギターを」池森さんがスタッフを呼ぶ。「また秀ちゃんギター弾くの?このハーモニカ貸そうか?」山根さんが池森さんを見ながら言う。「はい。弾きます。巨匠だけでは足りない音があるので。あまり僕のギターを見ないでくださいね。ハーモニカは吹けます。よくライブで吹いているので。それでは聴いてください。『Memoies2007』」池森さんは言い、田川さんの合図で始まり、会場は手拍子で『Memories2007』を聴く。池森さんのギターと田川さんのメロディーラインのギターが激しく奏でる。会場は手拍子で盛り上げる。曲が終わるとスタッフが山根さんにアコーディオンを渡す。「リーダー。アコーディオン弾くんですか?」池森さんが山根さんに聞く。「はい。弾きます」山根さんはアコーディオンをセットしながら言う。「何か弾いてくださいよ」池森さん。「お願いします」田川さん。「それじゃぁ」山根さんはアコーディオンを奏でる。寅さんのテーマが流れるのでメンバー、会場大爆笑。「こんな感じです」山根さんが言うと会場拍手。「それでは、携帯電話のドコモさんで2000年くらいに僕たちの曲がCMソングになりました。今ももしかしたら流れているのかもしれないですが。ドコモって関東や四国とか支社に分かれていてその中で四国支社だけこの曲が使われました。では聴いてください『蒼い戦士たち』」池森さんが言うと山根さんこアコーディオンが奏で、バックが蒼く光る。池森さんは気持ちを込めて『蒼い戦士たち』を歌う。曲が終わると「ありがとうございます。この曲はリクエストにもありました」と質問をしてくれた女性へ視線を向ける池森さん。「次の曲は1993年にリリースした曲で当時はJリーグが発足しブームとなりましたね。そのJリーグに使われた曲です。今でもこの曲がバックにかかってていい曲だなって思ってます。『翼を広げて』を聴いてください」池森さんは言い、気持ちを込めて『翼を広げて』を歌う。最後は会場を合唱する。会場とメンバーが一つになる。「ありがとう。それでは最後の曲となりました」池森さんが言うと会場が「えっ〜」と叫ぶ。「これが快感になってきた」池森さんは言う。「それでは最後の曲『Smile Blue』を聴いてください。高知バージョン」池森さんは言うと、笑顔で「高知へ続くこの道を〜」と歌う。『Smile Blue』高知バージョンは終わりの締めに相応しい曲となった。曲が終わると、メンバー深々と礼。拍手喝采。「どうもありがとう。このツアーは僕らを含めて7人で全国を周っています。そしてこのような公演ができたのは、みなさんサポーターのみなさんと地元スタッフ・・・のおかげです。DEEN ALLスタッフ地元スタッフに拍手!!」池森さんが言うと皆で拍手。「今日はどうもありがとうございました!!」池森さんは会場に言い、DEENはもう一度礼をしてステージを去った。
ハイタッチの準備までスクリーンには『Smile Blue』 のPVが流れ、後列からDEENとハイタッチをして今日の公演は終了した。


☆セットリスト☆
1・『ONE DAY』(MC)
2・『ひとりじゃない』 ボサノババージョン (MC)
3・『このまま君だけを奪い去りたい』(MC)
4・『瞳そらさないで』 2007(MC)
* 『夏の終わりのひとりごと』山根ソロ
* 『MEMORIES OF THE PAST』田川ソロ
5・『Memories』2007(MC)
6・『蒼い戦士たち』(MC)
7・『翼を広げて』(MC)
8・『Smile Blue 高知』

55 STREET / 0574 W.S.R / STRAWBERRY7 / アレコレネット / モノショップ / ミツケルドット