2007年10月6日(土) 松江ユーラス


  ステージには椅子が3つ並び周辺にはギターがいくつか置いてあった。開演時間になると、会場が薄暗くなり、ステージの壁にビデオカメラで撮影された映像が映しだされる。
《ビデオ》
鳥居から池森さんと田川さんが顔を出したり隠れたりする。場所は変わって滝の前で、池森さんがマイクを持ち「島根のみなさん、こんばんは。DEENヴォーカル池森秀一です」と自己紹介をする。山根さんも田川さんも自己紹介をする。「僕たちはここ出雲大社に来ています。今日は雲ひとつない良い天気ですね」と池森さんが空を見上げながら解説をすると田川さんが「あそに雲があります」と指を指す「本当だ。雲が一つありました。さて、島根と言えば神話の国なので出雲大社。たくさんの神様が集まるそうですね、リーダー?」池森さんが山根さんにマイクを向ける「そうですね。300もの神様が集まってサミットが行われるそうですよ」山根さん「サミットって」池森さん笑う「もうすぐサミットが開催されるそうです。確か10月11日がサミットの日です」山根さんが説明をする「じゃあ、あともう少しだったところで僕たちが先に来てしまったのですね。でもリーダー?300もの神様とは世界中の神様が集まるのですか?」池森さんが山根さんに問う「いやぁ〜世界中ではないと思います。多分・・・日本だけ」山根さんが苦笑いで言う「どうです?巨匠?この景色は?」池森さんが田川さんに問う「そうですね。後ろに滝があるじゃないですか。マイナスイオンがたくさんあっていいと思います。ちょうど長野で撮影したところを思い出しますね」田川さん「と言うことで、今日の流れを巨匠から言ってもらいましょう」と池森さんは田川さんにマイクを向け、田川さんは本日の流れを説明する。「それでは、島根のみなさん会場でお会いしましょう」と池森さんが締めくくる

《ライブ&トーク》
会場は拍手がおき、左から手を振りながら田川さん、山根さんが着席する。田川さんの合図で田川さんのギター、山根さんのキーボードが奏でる。「こんな場所で君に会うなんて〜」と池森さんは切なく会場に歌声を披露する『ONE DAY』が始まった。会場は着席をし、じっくりとDEENの生演奏を聴く。曲が終わると池森さんは「島根のみなさん、こんばんは!!お久しぶりです。 DEEN UNPLUGGED TOUR 2007 〜47都道府県でLIVE,TALK & HighTouch!〜へようこそ。DEENヴォーカル池森秀一です」と会場に挨拶をする。続いて山根さん、田川さんも自己紹介をする。「島根には一度だけ来たことがあります。確か・・・」池森さんが田川さんの方を向く「7年ぶり」田川さん「そう7年ぶりになります。7年前のライブで島根に行ったという人?」池森さんが会場に聞くと半数が手を挙げる「けっこういますね、ありがとうございます。久々になります」池森さん。ここで池森さんは出雲大社の話をする 「先ほどの曲は1998年12月リリースのアルバム『The DAY』の中から『ONE DAY』を演奏しました。続きまして、2000年9月にリリースしたクラシックスシリーズ第2弾セピアの中に収録しているこの曲のボサノババージョンを聴いてください。当時はアニメのドラゴンボールGTのエンディングテーマ曲になりました」池森さんが説明する『ひとりじゃない』ボサノババージョンが始まる。曲が終わるとメンバーは礼をする。「ありがとうございます。『ひとりじゃない』ボサノババージョンでした」と池森さんは言う。会場拍手喝采。「今回初めて動くDEEN、演奏するDEENを見るという方?」池森さんが会場に聞く。少数が手を挙げる。「少ないね〜」山根さん「ほとんどの方がもうDEENを見ていることですね。みなさんにお知らせがあります。来年3月10日にDEENは15歳を迎えます」池森さんは言うと拍手喝采。「そして、15年目に日本武道館で1日だけのライブを行います。日にちはまだ未定ですが、ぜひみなさんと一緒にライブを行いたいと思います。それでは、僕たちとみなさんはこの曲から始まりました。聴いてください」池森さんは言うと田川さんの合図でアコースティックギターが奏で、デビュー曲『このまま君だけを奪い去りたい』が始まる。ライブハウスでも池森さんの歌声が会場いっぱいに響いていく。曲が終わるとメンバーは礼をする。会場拍手喝采。「今日は会場が一番小規模ではないでしょうか。後ろの方までよくお顔が見れます。僕たちはこれまでいろんなところで公演を行ってきました。教会だったり美術館だったり神社だったり芝居小屋だったりと・・・。特に芝居小屋なんてステージがないから、みなさんと同じ目線ですよ。一番前の方がちょうど僕の前でこんな風に見ていました」と池森さんが見せるので会場笑う「それほど近かったよね」山根さん「いろんな会場でやったということです。今日はライブハウスだからまた違った空間ですね」池森さんが田川さんを見る「そうですね、ライブハウスだから音があまり響かないですよね」と田川さんが手を実際に叩いてみる。「いつもはこの後ろにサポートミュージシャンがいるんですが、今回は僕たちだけで音を出すので強力な助っ人を用意しました。それが巨匠の隣りにあるものです」と池森さんは田川さんの方を指差すと田川さんはお気に入りの指差し棒で池森さんの指を指す。会場笑う「何?ETじゃないんだから。では巨匠、リズムボックスの説明を」池森さんが言う「はい、この機械はリズムボックスと言いまして。製造が1970年代ではないでしょうか。このネジでリズムを調節しています。今は次の曲にセットしているので。音の大きさは左足で踏んでやっています」田川さんは自分の左足を指さし棒で指す。「実際やってみるとこういう風に・・・」田川さんが踏むと音が大きくなったり小さくなったりする。それを繰り返すのでリズムにのって踊る池森さんと山根さん。会場大爆笑。「フィルインをすると音が変わるので実際にこうして」と田川さんがボタンを足で踏むとテンポが変わるので、池森さんがドラムを叩いているような素振りを見せる。会場笑う「まぁ、こんな感じでやる機械です」田川さん。。「それでは、次にポカリスエットのCMソングになったこの曲の2007年バージョンで聴いてください。巨匠がアレンジをしたので、トロピカルな感じになっています」池森さんは言う『瞳そらさないで』2007が披露された。手拍子で曲を盛り上げていく。終わるとメンバーは礼をする。会場拍手。「僕たちはこのツアーのために“Smile Blue”ブログをつくりましたが、知らないっていう人?」池森さんが会場に聞くとなかなか手を挙げない「遠慮しなくていいですよ」と池森さんが言うと数人だけ手を挙げた「ありがとうございます。ほとんどの方がブログを見てるわけですね。みなさんもこのブログではサポーターとして書き込みができるようになっています。その中から1つだけ質問を読みたいと思います。じゃぁ山田くん」池森さんはステージからスタッフを呼ぶ。スタッフは紙と携帯を渡す。「あっつ、名前言いますけど恥ずかしかったら手を挙げなくていいですからね」池森さんは言う。「名前、ノリコさん。あっつ、広島から来たんだ、ありがとうございます。ノリコさんいますか?」池森さんが会場に聞くと前列の女性が手を挙げる。「ありがとうございます。恥ずかしくなかったわけですね」池森さんが微笑む。「質問です。“今回のツアーは車で移動されているわけですが、車に乗るとお菓子を持ってくる人がいたり、「こうじゃない、ああじゃない」と指図する人などいろんなパターンがあると思いますが、メンバーは車に乗るとどんな感じになりますか?”これは自分が運転する?それとも助手席の乗る?」池森さんがノリコさんに聞く「どちらでも」ノリコさんは言う「じゃぁ助手席に乗っているパターンにしましょう、では巨匠から」池森さんが田川さんに聞く「そうですね〜。あのSmile Blue号は大きい車、エリシオンですが。僕ら最初運転するといいながら実際はやっていないですよね」と田川さんが発言をするので会場は驚くi>「それは、命預けることになるのでエリシオンを運転してみたい車でも今回はほとんど運転していません」田川さん「で、巨匠はどうしているの?」池森さん「僕は今回は距離が長いので、みんなが退屈するじゃないですか。面白い話をしますね」田川さん「なるほど〜。俺はずっと音楽を聴いているかな」池森さん「ああっ、音楽聴いてますよね」田川さん「あのエリシオンって前と後ろにスピーカーがあって、みんなが疲れている時は前のスピーカーから音楽を流したり、あとはiPOTで聴いたりしています。常に音楽を聴いていたいので。ではリーダーは?」池森さんが山根さんに問う「これは今回のツアーってことで?」山根さんが池森さんに言う「じゃぁ今回のツアーってことで」池森さん「そうですね〜僕は携帯で国の名前を取るゲーム?」山根さん「国ってここ日本だよ」池森さんが笑いながら言う。会場も笑う。山根さんは「いやいや昔のあるじゃないですかここだったら・・・」「出雲とか?」池森さん「そうそう、そんな感じで。車で移動しているとその国になるじゃないですか。それで携帯でこれ『携帯、戦国陣地とり』というゲームですが。今回移動中にやっているんです」山根さんは言うと、スタッフが山根さんの携帯を持ってくる。シルバーのスライド式携帯を山根さんに渡す。会場関心「えっつ、じゃぁ今日まで40本近くやっているからけっこう取ったの?」池森さん。山根さんは自分の携帯をいじりながら「全部で400くらいあるらしいですが、僕は半分を行きました。やっぱり高速を使うのでどうしても行けないところがあって」山根さん「すごいじゃん」池森さん関心「でも上には300いっている人がいるんです。その人はどうやっているんだろう」山根さんは考える「どうやっているのかな」池森さんも考える「よっぽどお金があって時間もあって、普通の会社員では仕事があるから無理ですよね。暇な人がやっているのではないですか」山根さん「もしかしたら関ジャニ∞ではないの?」池森さん。会場爆笑「関ジャニ∞も俺らみたいに47都道府県ツアーやっているから。って楽屋トークになってしまいましたけど。以上、質問でした。ノリコさんありがとうございました」池森さんが言うと、メンバーと会場から拍手が起こる。「ここで先月リリースしました『Smile Blue』の47都道府県バージョンの着うたが配信されています。僕は北海道出身なので北海道バージョンがあるので聴いてください」池森さんの携帯をマイクに近づける。音がなると合わせて田川さんが踊る。会場大爆笑。「こんな感じです。1ダウンロード105円になっています。それでは、ソロコーナーに移りたいと思います。じゃぁリーダー真ん中に」池森さんは山根さんと位置を交代する。スタッフが山根さんの首にハーモニカをつける。
「僕のソロコーナーがきました」山根さんは言うと「今日は連休初日だから県外から来た人が多いのではない?さっきも広島から来た方でしたし」と池森さんは山根さんに言う「では、一番遠くから来たと言う人?」池森さんが言うと、前列の人が「はい。広島です」と言う「近い」山根さんは言う「他には?」池森さんが言うと前列の人が「東京」という。隣りで「横浜」と言う「横浜・・・どうやって来たのですか?」池森さんは前列の人に問う「夜行バスで来ました。今日で8公演目です」女性は答える。「すごい。8公演って。じゃぁご主人と一緒にいつも参加しているのですか?」池森さんは言う「はい。一緒に明日も行きます」女性言う。「今日はほとんどの方が県外からという・・・僕は3年くらい前にCDをリリースしましたじゃぁ、まずNEED会員の方って何人います?」山根さんは会場に聞くと多数の人が手を挙げる。「けっこういるね〜」田川さん。「じゃぁ、その中で僕のCDを持っている人は手を下げないでください」山根さんが聞くと、ほとんどが手を下げる。池森さん、田川さん大爆笑。「少ない」田川さん。「ありがとうございます。東北で聞くと皆さっと手を下げて・・・何度聞いても同じだから仕舞には快感になりましたけど」山根さん苦笑い。「もう夏が終わり・・・秋ですよね。いつまで暑さが続くのでしょうか?でも今日は涼しかったよね?」山根さんが池森さんに言う「えっつ?どっちなの?暑いか寒いのかって?」池森さんが笑いながら言う。会場爆笑「それでは、もう秋ですがこの曲を聴いてください『夏の終わりのひとりごと』」山根さんが言うと会場から拍手が起こり、口笛を吹きながら山根さんはギターを弾く。隣りで池森さんはキーボード、田川さんはキューピーのマラカスをふる「波間に〜」と歌うと「あっつ、すみません」と山根さんは急に音を止める「どうしたの?リーダー?」池森さんが笑いながら言う。会場爆笑「いやぁ〜今日の俺の口笛調子良くて。いいから会場のみなさんに伝えようかと思って」山根さんが言うと、田川さんと池森さんがこける。会場笑う「そのままいってくださいよ〜」田川さんが言う「そうですね。またやらないといけなくなりますから。それではもう一回お願いします「夏のおわりのひとりごと」」山根さんが言うと拍手が起こり、また『夏の終わりのひとりごと』始まる。途中で山根さんは歌詞を間違えるのでキーボードを弾きながら池森さんが山根さんを見ながら笑う。山根さんちょっと残念そうな顔をする。終わると山根さんは「どうもありがとう」会場に手を振る。「ところで、それはいつやるの?」田川さんが聞く「ああつ、忘れてた・・・」山根さんが言うと会場大爆笑「意味ないよ」池森さん「いやぁ、フォークギターにはハーモニカがつきものじゃない?形から入ろうとして」山根さん「面白い。山根公路!!」池森さんが山根さんを指さす「コウジ!!」と田川さんも山根さんを指さしながら言う。会場大爆笑「ホント、リーダーとは10年付き合っていますが面白いです。それでは日本を代表するギターリスト。DEENギター巨匠、田川伸治」池森さんは山根さんと席を交代する。
田川さんは「はい。スタジオです」と会場に挨拶。会場笑う「もう時期は秋・・・。秋と言えば今日車に乗ってて山道である物を見つけました」田川さん「何?ネタ?」池森さん「あの宍道湖沿いにも咲いていましたがコスモスです。こんな暑いのにコスモスたちはちゃんと時期に咲いていました。今日は久々にクラシックス セピアの中にある『秋桜』の独奏をしたいと思います」田川さんが言うと会場拍手「その前にインフォメーション。先週はギターコンピレーションアルバムが発売でした。このアルバムは歌は入っていなくインストルゥメンタルでさまざまなアーティストが参加しています。それで、僕は『Smile Blue』で共演した押尾コータローさんから誘われて参加したわけです。そして11月に遠いですが渋谷でインストアライブを行います。ぜひ来てください。それでは『秋桜』Solo Stuck聴いてください」田川さんが言うと会場拍手。田川さんの独奏プレイ『秋桜』Solo Stuckが始まった。優しく弾くシーンもあれば激しく弾くシーンもある。メンバー、会場は田川さんのギターに注目する。終わると田川さんは礼をする「さすがだね。田川は」池森さんは関心をする。会場拍手
「それでは後半戦に移りたいと思います。山田くん。僕にギターを」池森さんがスタッフを呼ぶ。「また秀ちゃんギター弾くの?それって俺のギターだよ」山根さんが池森さんのギターを見つめる「いやそのギターは僕のです」田川さんが言う「田川から貸してもらっているのです。それでは聴いてください。『Memories2007』」池森さんが言うと、田川さんの合図で始まり、会場は手拍子で『Memories2007』を聴く。池森さんのギターと田川さんのメロディーラインのギターが激しく奏でる。会場は手拍子で盛り上げる。曲が終わると池森さんはギターを置く「それでは、2000年に『Ballads in Blue』というバラードばかり集めたベストアルバムをリリースしましたが、持っている人?」池森さんが言うと会場の多数が手を挙げる「けっこう持っているね。じゃぁ『DEEN THE BEST キセキ』は?」池森さんが聞くと、多数が手を挙げる「すごいじゃん」池森さん関心「では『I Wish』を持っている人って」山根さんが聞きかける。会場笑う「2000年にリリースした『Ballads in Blue』に1つだけ新曲があります。今日はその曲をやりたいと思います。聴いてください『Blue eyes』」池森さんが説明する
と会場から歓声が起こる。DEENファンの中で人気が高く、またライブで聴きたい曲のトップに入る『Blue eyes』が披露された。池森さんの高音が会場いっぱいに広がり、コーラスとのバランスもとても良かった。終わると会場拍手。「ありがとうございます。次の曲は1993年にリリースした曲で当時はJリーグが発足しブームとなりましたね。そのJリーグに使われた曲です。今でもこの曲がバックにかかってていい曲だなって思ってます。『翼を広げて』を聴いてください」池森さんは言い、気持ちを込めて『翼を広げて』を歌う。最後は会場を合唱する。会場とメンバーが一つになる。「ありがとう。それでは最後の曲となりました」池森さんが言うと会場が「えっ〜」と叫ぶ。「これが快感になってきた」池森さんは言う。「それでは最後の曲『Smile Blue』を聴いてください。島根バージョン」池森さんは言うと、笑顔で「島根へ続くこの道を〜」と歌う。『Smile Blue』島根バージョンは終わりの締めに相応しい曲となった。曲が終わると、メンバー深々と礼。拍手喝采。「どうもありがとう。このツアーは僕らを含めて7人で全国を周っています。そしてこのような公演ができたのは、みなさんサポーターのみなさんと地元スタッフ・・・のおかげです。DEEN ALLスタッフ地元スタッフに拍手!!」池森さんが言うと皆で拍手。「今日はどうもありがとうございました!!」池森さんは会場に言い、DEENはもう一度礼をしてステージを去った。
ハイタッチの準備までスクリーンには「Smile Blue」 のPVが流れ、DEENとハイタッチをして今日の公演は終了した。


☆セットリスト☆
1・『ONE DAY』(MC)
2・『ひとりじゃない』 ボサノババージョン (MC)
3・『このまま君だけを奪い去りたい』(MC)
4・『瞳そらさないで』 2007(MC)
* 『夏の終わりのひとりごと』山根ソロ
* 『秋桜』Solo Stuck田川ソロ
5・『Memories』2007(MC)
6・『Blue eyes』(MC)
7・『翼を広げて』(MC)
8・『Smile Blue 島根』

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